すべてはお客様の「くつろぎ」のために

初めてタイ式マッサージを体験した日本人の共通の疑問は、脚の部分にかけるマッサージ時間が半分以上あって、腰や肩の部分のマッサージがやけにおざなりな感じを受けることではないかと思います。これには訳があり、「セン」の内最重要な10本の「セン」の6本までが足(足裏〜足の付け根)に集中しているため、タイ式マッサージは足の部分からスタートすることになるのです。肩が凝っているから肩を揉む、あるいは腰痛だから腰部分を特にマッサージするという考えはタイ式マッサージにはありません。下肢に対する治療が7割強を占めるタイマッサージでは、足にある6本のエネルギーラインを中心として施術を行うことになるのです。
日本の指圧との違いは、タイ式マッサージは体質を根本から改善しようと言う考えに基づいていることです。自律神経やストレスなどすべてのツボが足の部分に集中していることは科学的にも証明されています。タイマッサージで肩こりの治療には手首や手指の付け根周辺を押しもみしますが、このことからもわかるようにタイマッサージとは患部を直接治療するのではなく、人体を全体で捉えた東洋医学思想に裏打ちされた治療法なのです。 私たちはタイ式マッサージの概念に則り、すべてのお客様に最高の「くつろぎ」を提供できますよう、努力してまいります。